東風(こち)吹かば・・・季節のつぶやき
新たな気持ちで、前向きにチャレンジ。
新年度・・・1か月がたちました。
施設分離型小中一貫教育校としてスタートし、1か月がたちました。 進級したての緊張感とやる気がまだまだつづいているのか、 どの学年も落ち着いて取り組んでいます。 しかし、ゴールデンウィークも終わり、そろそろ疲れもたまってくる頃。 また、慣れてくると同時にダレてくる時期でもあります。 ケガや病気に気をつけたいものです。 |
季節だより
地域の方が、季節の花・東能勢の野山の花を、
正面玄関前に活けてくださっています。
5月10日
「 ジャーマンアイリス 山つつじ 葉ぼたんの花 」
さわやかな風が吹き、気持ちの良い毎日です。
東能勢の山々の緑も青々としています。
「 山が笑う 」季節です。
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校長から
今年を振り返って・・・二学期終業式にあたって
2021年もあと少しとなりました。
今年も新型コロナウイルス感染症に翻弄された一年でした。 マスクなど感染症対策が当たり前になり、ワクチン接種もひろがり、against CORONA から with CORONA の生活になってきています。 しかし、また新しい変異株があらわれ、まだまだ油断はなりません。 気をつけてみんな元気に年を越したいものです。 さて、毎年12月12日の漢字の日に一年を振り返ってその年を表す漢字を公募の中から選ばれますが、今年の漢字は「金」でした。 コロナ禍で開催された東京オリンピック・パラリンピックで日本人選手が多数の「金」メダルを獲得したほか、 リアル二刀流の大谷翔平選手が大リーグMVPを受賞したり、 藤井聡太棋士の最年少四冠達成など、多くの「金」字塔が打ち立てられたという理由から選ばれました。 そのほかにも、休業支援「金」・給付「金」、新紙幣の印刷開始など、お「金」にまつわる話も数多く話題に上がりましたね。 東能勢中学校のみなさんにとってはどんな年だったでしょうか? 漢字一字で表してみてくださいと募ったところ、期間が短かったにもかかわらず多くの人が参加してくれました。 ありがとうございました。 生徒の皆さんからは、試合に必勝の「必」や先輩からのプレッシャーで「圧」、迷っていたけど決意を固めたからでしょうか「固」という漢字がありました。 学校が楽しかったから、いろんな人と話せたからと「楽」と書いている人も何人かいて、嬉しく思います。 スタッフからは、新社会人になり、新しい環境で新しい人たちと出会い、 新しいことばかりの一年だったから「新」と書いた新任教員の字もあれば、 置き忘れをして物を探し、第二の人生について何をすべきか探し、 自分を探すから「探」と書いたベテラン教員もいました。 同じ漢字ですが、ある生徒は「この一年あらゆる経験をして、 そのおかげで大人の階段を上がった気がした。 大人に成る。成長した。という意味です。」という理由で、 ある教員は「なせば成る。 コロナ禍でも修学旅行や体育祭もなんとか成った。 三年生全員の進路、なせば成ってほしい!」と進路指導担当ならではの熱い思いを込めて、「成」という字をあげていました。 私は、コロナ禍でも学校生活をがんばっている東能勢中学校のみなさんをみて、「耐」という漢字が浮かびました。 いろいろ制約や不安がある中でも、耐えながらよくがんばったと思います。 同じ漢字をあげていた人が書いてくれていました。 「日常の中のささやかな幸せや喜び楽しみを感じながら頑張った一年です! ~冬来たりなば 春遠からじ~ 」 新しい年がもうすぐそこに来ています。 来る2022年がみなさんにとって有意義な年になりますように、願っています。
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いっしょうけんめいがんばっている姿は、人に勇気と希望を与えます。
先日の体育祭で、今年の大相撲秋場所で優勝した照ノ富士関に触れながら、 そんな話をしました。 番付けを落としてどん底だと感じていた照ノ富士関を奮い立たたせたのは、 片腕のアマチュア力士のがんばっている姿だったそうです。
今年の体育祭では、コロナ禍でいろいろ制約と変更を強いられましたが、 生徒と教職員の創意工夫で例年にも見劣りしないものになったと思います。 競技だけでなく、係活動や応援などでたくさんの生徒のがんばりが観られました。 そのいっしょうけんめいな姿に、勇気と希望をもらったのは私だけではないはずです。
保護者の皆様、あたたかいご声援ありがとうございました。 |
季節だより
地域の方が、季節の花・東能勢の野山の花を、
正面玄関前に活けてくださっています。
2021年 11月17日
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「 紅葉(もみじ) すすき 紫式部(むらさきしきぶ)」
秋が深まるとともに木々の葉が色づくさまは、 なんとも郷愁をさそわれるものです。
赤朽葉色になった紅葉(もみじ)を飾ってくださり、 玄関ピロティーは、秋色です。
秋の山が紅葉するようすを、山粧う(よそおう)。 春の山のさわやかな初々しさは、山笑う。 夏の山の青々としてみずみずしいさまは、山滴る。 冬の山の枯れた寂しさは、山眠る。
東能勢の山々も日ごと黄や赤に染まり、山が粧っています。
(右の写真)生徒会主催「かぼちゃランタン」を作ろう!でできたランタンです。 かぼちゃの皮はなかなか硬く、難しい作業でした! |
2021年 10月8日
「 すすき 山ごぼう ウド ほととぎす 皇帝ダリア 」
(右の写真) 本校グランドに植えた「コスモスの小路」のコスモスです。
コスモスは原産地がメキシコで外来品種ですが、日本の風景に合っています。 「秋桜」の字は、主に秋に咲き、花弁の形が桜に似ていることからの和名です。
秋晴れの真っ青な空のもと、 コスモスの澄んだピンク色がさわやかな風に揺れています。 |
2021年 9月2日
「 擬宝珠(ぎぼし ぎぼうし) ほおずき 枇杷(びわ)の葉 」
日本には春夏秋冬の四季だけではなく、 二十四の気という季節、七十二もの候という季節があり 旧暦をもとに暮らしていた時代には、 人はそうした季節の移ろいをこまやかに感じとって生活していました。
9月1日は、二十四節気の「処暑」にあたります。 処暑とは暑さが少しやわらぐころのことです。 季節はもう、秋へと移っています。
ほおずきは、初夏に淡黄白色の花が咲いた後、 萼が袋状になって実を包みます。 緑がしだいに色づき、熟して真っ赤になります。 真っ赤になったほおずきです。
2学期が始まっています。 新型コロナウイルスの感染拡大、ますます状況は厳しくなっていますが、 感染対策をしっかり講じて学校生活を送っています。
生徒たちの元気な姿に救われます・・・。
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2021年 6月21日
「 紫陽花(あじさい) 蛍袋(ほたるぶくろ) 」
蛍袋(ほたるぶくろ)は、まさに「袋」形の花。 名前は、「花の中に蛍を閉じ込めると、その明かりが外へ透けて見える」 ところから来ているらしいです。 また、提灯(ちょうちん)の古名を「火垂(ほたる)」といい、 その提灯に似ているので「ほたる」、それが「蛍」になったとも。
里山が遠のいて、蛍とともに急速に見かけなくなった草ですが、 東能勢の野山では、まだまだこの時期にみることができます。
6月21日は夏至です。 夏至とは、1年でもっとも日が長く、夜が短い日。 これから夏の盛りへと、暑さが日に日に増していきます。 紫陽花(あじさい)の青色がとても爽やかです。
(右の写真)ささゆりです。
6月18日(金) 東能勢フェスタ(舞台の部)が無事に終了しました。 どの学年、どのクラスも、頑張リました。 みんなの力で盛り上げた東能勢フェスタ(舞台の部)でした***
次は、1学期期末テストです! (6月30日・7月1日・2日)
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2021年6月1日
「 卯の花 (うのはな) 」
「卯の花」 で思い出すのは唱歌「夏は来ぬ」です。 『 卯の花の匂う垣根に 時鳥(ほととぎす)早も来鳴きて 忍び音(しのびね)もらす 夏は来ぬ 』 2年生の音楽で「夏は来ぬ」は、学習しています。
卯の花=(空木)は、ユキノシタ科ウツギ属の落葉低木で、 全国の山野に普通に自生します。 まぶしく輝く小さな真っ白な花は、まさに初夏の象徴。 旧暦四月(新暦の4月下旬から6上旬頃。おおむね今の5月ごろ)のことを、 卯月と言いますが、その名も卯の花から来ているといわれています。
今、緑が美しい東能勢の山々のすそ野は、卯の花で白く輝いています。
(右の写真)ユキノシタ 小さな花は、蝶の羽のようです。 |
2021年5月19日
「 ジャーマンアイリス 芍薬(しゃくやく) 菖蒲(あやめ) 山つつじ 」
例年にはない5月中旬での早い梅雨入り。 蒸し暑い日が続くこの頃ですが、 さわやかな青や紫色の花々をいけてくださいました。 日本の伝統色のなかには、青や赤味をおびた紫色等をあらわす 「菖蒲色(あやめ色)」 「杜若色(かきつばた色)」などがあります。 微妙な色合いが、美しい響きであらわされています。
東能勢の山々は、今美しい若葉色です。 雨上がりには、新緑がなお一層鮮やかです。
来週、5月24日(月)25日(火)は、1学期の中間テストです。 生徒は、落ち着いて学校生活をおくっています。 |
2021年 4月27日
「 菜の花 みやこわすれ キウイの木 」
黄色い菜の花が一面に広がる風景は、 明るく暖かい春の陽気そのものの風景です。
「菜の花」は「春の季語」として、これまで多くの俳人に好まれてきました。
「葉の花や 月は東に 日は西に」 与謝野蕪村
足元には一面の菜の花。 東の方を見ると月が上がってきた。 西の方を見ると日がまだ低くぼんやり浮かんでいる。
まだ暗くなっていない夕刻の風景を詠んだ句です。
あたたかな春の情景を味わえる、穏やかな日常であってほしいです。
新年度が始まって早1ヵ月。
新型コロナウイルスが猛威を奮い、 変異株や医療逼迫などの厳しい状況ではありますが、 職員一同、安心安全で生徒が主役になれる学校づくりをめざしますので、 何卒よろしくお願いいたします。
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2021年 1月 7日
「 椿 木瓜(ぼけ)の花 お多福南天 南天 梅もどき 」
1月7日は、「春の七草」と呼ばれる、 「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ」が入った 七草粥をいただけば、1年間、無病息災で過ごせるといわれています。 七草粥は、寒さに負けず芽吹いた若菜の清新な生命力に健康を願うならわしです。
生けていただいた「南天」は、難を転ずることにも通じるため、 縁起木、厄除け、魔よけとして古くから庭に植えられてきました。
2021年が希望に満ちた健やかな年でありますように・・・
本年も本校の教育活動にご理解、ご協力いただきますよう どうぞよろしくお願いいたします。
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2020年 9月15日
「 すすき 」
春の七草があるように、秋の七草もあります。 奈良時代の歌人、山上憶良(やまのうえのおくら)が 万葉集において選定しました。
「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびおり)
かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」
「萩(はぎ)の花 尾花葛花(おばなくずはな) なでしこが花
女郎花(をみなえし) また藤袴(ふじばかな) 朝貌(あさがほ)が花」
尾花はすすき、朝貌(あさがほ)はききょうというのが定説です。
10月1日(木)【予備日 10月2日(金)】の体育祭にむけて、 赤団・靑団、各学年など取り組みが進んでいます!
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2020年 6月24日
「 紫陽花(あじさい) ささゆり 蛍袋 (ほたるぶくろ) 」
紫陽花(あじさい)は、 生育環境によって花の色あいが変わります。 根づいた土が酸性ならば青系に、アルカリ性なら赤系に。
縹色(はなだいろ)という日本の伝統色がありますが、 「縹色(はなだいろ)」は藍のみで染めた強い靑色です。 青空をなかなか眺められない梅雨の時期に、 紫陽花(あじさい)の縹色(はなだいろ)の青は どこかうれしいものです。
「 紫陽花や はなだにかはる きのふけふ 」
正岡子規
6月15日(月)より、通常通りの学校生活となり、 生徒は3密に気をつけながら、元気に過ごしています。 |
2020年 5月21日
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「 ジャーマンアイリス 山つつじ 芍薬(しゃくやく)
カキツバタ 」
「 いずれアヤメか カキツバタ 」
ピンと背筋をのばしているかのような佇まいと、 紫色の気品あふれる花。 アヤメ・カキツバタなどが咲き始めました。 どちらも美しく優劣がつけがたいことを意味する 「 いずれアヤメか カキツバタ 」ということわざがあるように、 アヤメとカキツバタはよく似ています。 さらに似ている花にハナショウブがありますが、 こちらは花びらの根元が黄色くなっているのが特徴です。 「菖蒲」と書いて、「アヤメ」とも「ショウブ」とも読むのは、 かつての人々もアヤメとショウブを混同していたといわれています。
学年ごと、時間差での生徒の分散登校を行っています。 登校する際には、新型コロナウイルス感染防止の観点から 「密閉・密集・密着」の「クラスター発生3原則」等に 十分留意して教育活動を行っています。 |
2020年 4月24日
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「 花桃(はなもも) 藪椿 いりす 」
新型コロナウイルス感染拡大防止による措置のため、 学校は休校となっています。
生徒のいない校舎の中はとても静かで寂しいですが、 優しい春の日差しは窓から差し込んでいます。 春は暦どおりやってきて、いろいろな花々が咲き始めました。
花桃(はなもも)は、 桜の花の咲く時期に前後して開花の最盛期を迎え、 あでやかなピンクや赤、白の花を咲かせます。 桃は古来より中国では災いを除き、福を招くとされてきました。 「古事記」にも、イザナギが黄泉の国から逃げ帰る時に、 悪鬼に桃を投げつけて退散させたとあります。
今は静かなこの校舎の中に、また生徒たちの元気な声や笑い声が響き渡る そんな日々を切に待ち望んでいます。
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2020年 2月19日
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「 梅 紅梅 椿 白菜 」
「 冬来たりなば 春遠からじ 」
苦境を耐えぬけば、やがて幸福・繁栄の時期を迎えられるというたとえ。 イギリスの詩人シェリーの一節。 文字通りの、春を待つ気持ちの表現としても用いられます。 暖冬といわれる今年ですが、やはり春は待ち遠しいです。 「春を告げる花」といわれる梅も、少しずつ咲いてきました。
「 梅一輪 いちりんほどの 暖かさ 」 服部 嵐雪
生徒は寒さに負けず、頑張っています!
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2020年 1月8日
「 蝋梅(ろうばい) 南天(赤・白) お多福南天 椿 万両 松 」
蝋梅(ろうばい)は、文字どおり蝋細工のような花は人工的な質 感で、大変に香りが強く、年末年始を彩る切花としても人気があり ます。名前の由来には諸説ありますが、 蝋細工のような花が梅に似た香りをもつからというのが知られています。
寒さの厳しい冬になっても葉が落ちることのない常緑樹である松は、 古くから長寿とされ不変を象徴する縁起物とされてきました。 同時にその葉の色からとられた深く渋い緑である「松葉色」も、 おめでたい色の代表格となっています。 他に南天・万両など縁起の良い木々を、年の初めに生けてくださいました。 そんな木々にあやかり、今年一年が良き年でありますように・・・
1月8日(水) 始業式、生徒は元気に登校してきました。 3学期のスタートです! |
12月3日
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「 柊(ひいらぎ) 烏瓜(からすうり) きつねのしっぽ そらむき唐辛子(とうがらし) 」
烏瓜(からすうり)は、ウリ科のツル性植物で、秋になると細長い果実をつけます。 この果実が、「唐」からやってきた赤色顔料「朱」のような色をしているこ とから「 唐朱瓜(からすうり)」と、名づけられたとする説もあるようです。
(右の写真) 本校グランド周りの山の様子です。 秋の深まりとともに、東能勢の山々、辺りは日ごとに色が変わっていきます。 趣深いものです。
「 枯れゆく草のうつくしさにすわる 」 種田山頭火『雑草風景』より 種田山頭火は、五・七・五の定型にとらわれずにつくられる 自由律俳句の俳人として、もっとも知られている存在です。
12月5日(木)は、マラソン記録会です。
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11月26日
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「 椿 ダリヤ 紫陽花(あじさい) キウイの蔓(つる) 」
「朽葉色(くちばいろ)」は、平安時代中期からある伝統色です。 「朽葉」とは、地面に散った落ち葉のこと。 四季のうつろいに敏感で「もののあわれ」を愛した平安貴族たちは、 この朽葉色がお気に入りだったようで、「朽葉四十八色」と呼ばれるほど、 多くのバリエーションが生まれたそうです。 朽葉色は渋い茶色、赤朽葉、黄朽葉、青朽葉・・・ そんな色合いに変わった花々を生けてくださいました。
明日から3日間(11月27日~29日)は、2学期の期末テストです。 生徒は落ち着いて学習しています。
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9月17日
「 秋桜(コスモス) ダリヤ ススキ 」
コスモスは「秋桜」と書くことから、 古来の花なのかと思いきや原産はメキシコです。 「秋桜」の字は、主に秋に咲き、 花弁の形が桜に似ているところからの和名です。 "コスモス(cosmos)"の語源は、 ギリシャ語の「秩序」「飾り」「美しい」という意味の 「Kosmos,Cosmos」の言葉に由来します。 このことから、星がきれいにそろう宇宙のことをcosmosと呼び、 また花びらが整然と並ぶこの花も、cosmosと呼ばれるようになったそうです。
9月26日(木) は体育祭です。(9月27日(金)が予備日) 学年演技・競技・応援など、それぞれ練習にも力が入ってきました。 本番まであと少しです!
体育祭テーマ 「 完全燃焼 ~ 灰になるまでhighになろう 赤と青の熱盛合戦 ~ 」
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6月25日
「 紫陽花(あじさい) ジャーマンアイリス 蛍袋(ほたるぶくろ) 」
紫陽花(あじさい)の英名は、Hydranger(ハイドランジア)。 ギリシャ語の「Hydro(水) + angeion(容器)」が語源です。 「水の器」という意味です。そのくらい紫陽花(あじさい)は水を好みます。
蛍袋(ほたるぶくろ)の花は、まさに「袋」の形です。 英名は「bell flower」鐘の花という意味です。 どの花も、素敵な名がついています***
(右の写真) 今年も体育館横の通路の植え込みに 夏椿(沙羅双樹の花)が咲きました。
6月27日(水)~29日(金)は、1学期の期末テストです。 |
5月13日
「 藤 ジャーマンアイリス 葱坊主(ねぎぼうず)
真菜(まな)の種 」
藤の花、ジャーマンアイリスの花の色が薄紫色で涼しげです。
藤の紫色の花は、幹の方から先端に向かって咲き進みます。 蔓(つる)はとても強く、古墳時代の巨大な石棺も、 木ぞりに載せてこの藤縄で運んだらしいといわれています。 諏訪大社の御柱の運搬にも、藤の蔓(つる)が使われます。
5月15日(水)から3日間、3年生は修学旅行です。 長崎の天気が気になります・・・ 学年目標は、「けじめをつけ、充実した修学旅行にしよう」です。 ケガや病気なく、いってきましょう! |
4月16日
「 雪 柳( ゆきやなぎ ) 」
東能勢の山々の裾野でたくさん咲いている雪柳と 入学式で体育館に飾った花々を生けなおしてくださいました。
雪柳の名は、葉が柳の葉に似て細長く、 白い多数の花が、雪をかぶったように見えることからつけられました。 白い小さな花は、とても可憐です。
(右の写真) 体育館横通路の梅の花も、きれいに咲いています。
2019年度が始まりました! 全校生徒91人でスタートです。 一人ひとりを大切にした 一人ひとりが耀ける学校をめざしてがんばります。 今年度も何卒、ご支援、ご協力よろしくお願いいたします。
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3月5日
「 紅梅 白梅 椿 乙女椿(おとめつばき) 」
紅梅・白梅などたくさんの梅の花が咲いています。 梅の別名は、『春告草』(はるつげぐさ) 『風待草』(かぜまちぐさ) 「春はもうすぐ・・・」 梅の花を見て、そう思います***
松尾芭蕉は、「梅」を主題とする句をたくさん詠んでいます。 『梅が香に のつと日の出る 山路かな 』 梅の香が匂う山路には、何の前触れもなく朝日がひょっこりと 昇ってきた。 『梅が香に 追ひもどさるる 寒さかな』 梅が咲いたからといっても、すぐに春がきたというわけにもいかない。 寒のもどりということがある。 梅の花・梅の香りで春を思い、春を感じるのは昔も今も同じなんですね♪。
3月14日(木)は、卒業式です。 3年生は、卒業宣言・制作など卒業にむけて取り組みが進んでいます。 1.2年生も学年末テストが終わりました。 充実した毎日です! |
1月28日
「 紅梅 梅 椿 白菜 ブロッコリー 」
かわいらしいピンク色の紅梅の花を活けてくださいました。 寒い日が続くこの時期に、「梅の花が咲いた」とうれしくなります*** 梅は中国原産で、奈良時代の遣隋使(けんずいし)または遣唐使(けんとうし)が 中国から持ち帰ったといわれています。 『万葉集』の頃は白梅が、平安時代になると紅梅がもてはやされたそうです。 『万葉集』においては、梅は桜よりも数多く詠まれています。
百人一首の中には、梅の花の匂いが歌われています。
「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける 」 古今集 紀 貫之
『初瀬詣での足が遠のき、久しく宿りに来なかったわたしを こうして 相変らず待っていたと あなたは 言ってくださるが こころのうちは さて わたしには はかりかねます このなつかしいなじみの里には なつかしい梅の花こそ これ このとおり 昔と同じ香りで咲いているが ひとの心のうちばかりは さて・・・ 』 「平凡社 マンガ百人一首」より
(右の写真) 空から舞い落ちる雪と椿 折紙・タント紙で作成し、正面玄関前ロビーに掲示しています。
寒さに負けず生徒は頑張っています! |
2019年 1月8日
「南天 お多福南天(おたふくなんてん) 椿 千両 万両 」
万両の花は7月~8月頃に咲き、12月頃から冬にかけて実が赤くなります。 万両の中には実が白い種類もあります。
万両と千両の名前の違いですが、千両は葉の上の方に実をつけるので鳥に食べ られやすく、万両は葉の下に実をつけるので食べられにくく、 その分、実がしっかり残るからと言われています。 また、万両の実は垂れ下がり千両は上向きにつくので、万両の実は重く千両の実 は軽い、との発想からこの名になったともいわれています。
1月8日(火)始業式を行い、3学期がスタートしました。 1学期・2学期と積み上げてきた経験や学習が、 しっかりとした実となるよう取組んでいきたいと思います。 本年もひきつづきご支援のほどよろしくお願いいたします。
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12月 10日
「もみの木 柊(ひいらぎ) 梅もどき 空向きとうがらし 」
柊(ひいらぎ)の名は、葉に鋭い刺があり触れるとずきずき痛いので 疼(ひいら)ぐ木と書いた、と言われています。 柊の字は略されたものです。 実際にさわってみると葉は硬く、確かに刺は痛いです。 そして、老木になると刺のない全緑の葉になるそうです。 年をとるに従いとげとげしさが薄れ丸みを帯びるのは、 人間だけではないということでしょうか・・・
12月7日(金) マラソン大会を実施しました。 生徒たちは自分のもっている力の限り、 精一杯、走りきりました★★★ |
11月12日
「梅もどき 紫式部(むらさきしきぶ)
お多福南天(おたふくなんてん) ダリヤ 紫陽花(あじさい)の葉 」
紫式部(むらさきしきぶ)の実は、小さくてとてもかわいらしいです。
名前の由来ですが、 紫色の実の清楚な美しさを「紫式部」にたとえたという説があります。 また、紫色の実をびっしりつけることから、 「紫重実、紫敷き実(むらさきしきみ)」と呼ばれていたものが、 いつのころからか源氏物語の作者・紫式部を連想させて「紫式部」となって いったとの説があります。
ロビーは秋色に飾られています。
紫陽花(あじさい)の葉も、繊細な桑の実色に変わっています。
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10月10日
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「藤袴(ふじばかま) ほととぎす 紫式部(むらさきしきぶ) ダリヤ 」
秋の花々が揃いました。 藤袴(ふじばかま)は、秋の七草のひとつです。 「秋の七草」は、奈良時代の歌人 山上憶良(やまのうえの おくら)が 万葉集において選定しました。
「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花 萩(はぎ)の花 尾花葛花 (おばなくずはな) 撫子(なでしこ)の花 女郎花(おみなえし) また藤袴 (ふじばかま) 朝貌(あさがお)の花 」 (万葉集 山上憶良) 朝貌(あさがお)は、朝顔ではなく、桔梗 というのが定説です。
体育祭も終わり、15日(月)16日(火)は2学期の中間テストです。 生徒は落ち着いて学習しています。 |
9月10日
「独活(うど)の花 高砂ゆり 額あじさい 紫陽花(あじさい) 」
(右の写真) 釣鐘(つりがね)にんじん 水引
釣鐘(つりがね)にんじんは、秋頃、山野に咲きます。 今、東能勢の山野にもたくさん咲いています。
釣鐘形の花は、風に揺られると今にも鳴り出しそうなかわいい形です。 花の形が「釣鐘」形で、白く太い根が人参(にんじん)の形に似ていることから、 「釣鐘にんじん」の名がついたといわれています。
毎回、可憐な花々に出会えることを楽しみにしています。
今回は、日曜日に風雨が強かった中でも、 いろいろな花々をとってきて飾ってくださいました。 ほんとうにいつもありがとうございます。
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8月28日
「百日紅(さるすべり) 高砂(たかさご)ゆり ダリヤ 」
百日紅(さるすべり)は、「約100日間、ピンクの花を咲かせる。」のが 名前の由来です。 約3ヶ月間、夏から秋まで咲き続けます。 実際には、一度咲いた枝先から再度芽が出てきて花をつけるため、 咲き続けているように見えるようです。
さるすべりは”幹がすべすべで、猿も登れない”というところから、 「猿滑」とも書きます。
2学期が始まりました。 9月27日(木)【予備日 9月28日(金)】には、体育祭があります。 すでに体育祭の応援団・看板係の生徒たちは、 夏休み中から集まり準備を進めています。 8月29日(水)は、体育祭結団式! 生徒は元気いっぱいです!
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6月25日
「 紫陽花(あじさい) 蛍袋(ほたるぶくろ) 」
蛍袋(ほたるぶくろ)の花は、まさに「袋」形の花で とてもかわいらしいです。
蛍袋(ほたるぶくろ)は、英語では「bellflower(鐘の花)」といいます。 名前は、「花の中に蛍を閉じ込めると、その明かりが外へ透けて見える」ところから きているとのことです。 また、提灯(ちょうちん)の古名を「火垂(ほたる)」といい、 その提灯に似ているので、「ほたる」、それが「蛍」になったともいわれています。
涼しげな青色の紫陽花(あじさい)をたくさん活けてくださり、 心が癒されます。 |
6月11日
「 立葵(たちあおい) 露草(つゆくさ) 紫陽花(あじさい) 」
露草(つゆくさ)の名前は ”露を帯びた草” からきたと言われています。 朝露を受けて咲き始め、午後になるとしぼんできます。 雑草のようですが、美しい青色の花を咲かせます。 同じような水色・青色でも、少しずつ青さが濃くなったり、緑や赤みがかかったり・・・
そんな青色の表し方は、 空色、水色、勿忘草(わすれなぐさ)色、露草(つゆくさ)色、 浅緑、ターコイズブルー、 あさぎ色、 翡翠(ひすい)色、 コバルトブルー、 群青(ぐんじょう) 杜若(かきつばた)色、 桔梗(ききょう)色、 すみれ色・・・ 調べるとたくさんあります。 咲く花々をじっくり見て、繊細な色合いを味わいたいです。
(右の写真) 体育館横の通路に咲く、夏椿(沙羅双樹の花)です。
6月15日(金)は、東能勢フェスタ(舞台の部)です。 生徒たちは、練習にも力が入ってきました! |
5月16日
「 ジャーマンアイリス 芍薬(シャクヤク) ねぎの花 山帰来(サンキライ) つる桔梗 」
さわやかな色合いの花々がそろいました。 芍薬(しゃくやく)は死者の国の王の病も治すほどの万能薬ということで、漢方薬の中でも極めて重要な植物の一つです。 芍薬(しゃくやく)は、牡丹(ぼたん)とよく似ていますが、 牡丹(ぼたん)は”樹木”、芍薬(しゃくやく)は”草”に分けられます。 牡丹(ぼたん)が咲き終わるのを待つようにして咲きます。 花びらが何枚も重なっていて、ほんとうに美しい花です。
ねぎの花(ねぎ坊主)は、丸々してかわいらしいです。 山帰来(さんきらい)の丸い葉は、とても瑞々しい緑色、 シダの葉も、今は薄い緑色です。 花も葉も、色や形がさまざまで、じっくり見るととても興味深いです。
5月16日(水)~18日(金)は、3年生は修学旅行です。 実行委員・班長を中心に学習や準備を進めてきました。 いよいよ、出発です! |
2018年 1月10日
「 南天 お多福南天(おたふくなんてん) 木瓜(ぼけ) 梅 松 白菜 」
南天やお多福南天など、年の初めにふさわしい草木や花がそろいました。 南天・お多福南天は『福をなす』という花言葉があり、 「難転」と同じ音であることから付けられました。 赤く小さなお多福南天は、盆栽にしてお正月の飾りや、 垣根に使われることが多い草木です。
1月9日(火)始業式、 生徒は元気に登校しました。 学年の締めくくり、3学期のスタートです! |
12月7日
「 さるとりいばら (さんきらい) 柊(ひいらぎ)
あおき ほうき草 へくそかずら 」
さるとりいばらはつるでどんどん伸びます。 茎にはまばらにとげがあります。秋に赤い実をたくさんつけます。 茎が節ごとに曲がり、とげもあるので、通りがかる猿でもこれに引っかかる、 の意味からこの名がついたといわれています。
12月6日(水)には、マラソン大会がありました。 2学期も後2週間ほど、生徒は寒さに負けずに頑張っています*** |
11月22日
「もみじ すすき ほうき草」
赤や黄色に変わりつつある紅葉(もみじ)を持ってきてくださいました。
紅葉(もみじ)とは、秋に草や木の葉が赤や黄色に変わることです。 奈良時代には「もみち」(もみじするとの意の「もみつ」の名詞形)と 清音で読んでいました。 紅葉する木の総称でもあるが、なかでも楓(かえで)がみごとに紅葉するところから、 楓の異称として用いられます。 もみじの色が変わりやすく、もろくはかなく散ることから、 枕詞「もみじばの」の後は「移る」「過ぐ」にかかり、 また、もみじは赤いとする見方から「朱」にもかかります。 山野の草が紅葉するのを「草紅葉(もみじ)」、 紅葉を見物しに出かけるのを「紅葉(もみじ)狩」と風情のある言い方もします。
(右の写真) 生徒会文化委員・生徒・教職員の有志で、季節の花や風物を色画用紙や折紙等で作り、 正面玄関前ロビーに飾っています。 今回は、”秋” です。 風に舞う紅葉(もみじ)や落ち葉は少しずつ色や形が違います。 にぎやかな秋らしい色合いに出来上がりました。 生徒は11月末からの期末テストに向けて、落ち着いて学習しています。 |
10月16日
「 山ぶどう ひよどりじょうご(鵯上戸) がまずみ きりんそう(麒麟草) 藤袴(ふじばかま) すすき 」
秋らしく、いろいろな実がそろいました。 同じ赤い実でも、大きさが違います。
ひよどりじょうご(鵯上戸)は、毛が多く、つるで伸びます。 夏に5弁の小さい花が咲き、秋に赤い実がなります。 実をひよどりが好んで食べ、また赤い実を、 お酒に強い人が(上戸)酔って顔が赤くなったことに 見立てたところからこの名前になったといわれています。
藤袴(ふじばかま)は、秋の七草のひとつです。 花の色が藤色で、花弁の形が袴のようであることから この名前になったようです。
目を引く大きな花はありませんが、 秋の山の色合いです。
(右の写真) 東能勢の秋の夕暮れです。
生徒会役員が撮影しました。 生徒会が中心になって育てたグランド正門横の、”コスモスの小路”で撮影しました。
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9月25日
「 うどの花 シオン 犬蓼(イヌタデ) 紫蘇(シソ) 八手(ヤツデ)の葉 コスモス 」
大きな八手(ヤツデ)の葉です。 掌状に7裂~11裂する葉を手に見立てました。 実際には、7裂または9裂するものが多いようです。 「八」は、”数が多い”という意味からの命名とのことです。
八手(ヤツデ)の別名は、「天狗の羽団扇(うちわ)」。 大きな葉に、魔物を追い払う力があると考えられ この別名がついたと言われています。
(右の写真) グランド正門横の、”コスモスの小路”です。 生徒会を中心に、種まきから育ててきました。 コスモスの可憐な花々が、秋のさわやかな風に揺れています。 |
9月5日
「 高砂(たかさご)ゆり あじさい ダリヤ 鬼灯(ほおずき)」
ほおずきのオレンジ色の実が、かわいらしいです。 この実は、お盆のときに提灯がわりに飾られることがあります。
ほおずきの名の由来は、「ほほつき」(頬突き)の意で、 子どもが口にして鳴らす頬の様子からついたといわれています。 また、昔の方言で「オホ」という名前の亀虫がつきやすかったことから 「オホヅキ」となり、しだいに「ホオズキ」になったともいわれています。 漢字では、難しいですが「鬼灯」「酸漿」とも書きます。
始業式からはや1週間。 朝夕と涼しくなり、とても過ごしやすくなりました。 生徒は、体育祭にむけて取り組みをすすめています★
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7月21日
「 くちなし 紫陽花(あじさい) ダリヤ 」
八重咲きのくちなしの花から、いい香りがしています。 八重咲きものは実がなりませんが、一重咲きものは実がなります。 実の口が開かないところから "口無し” の名になった、 また、実にある突起部分をくちばしに見立てた「クチハシ」からの変化という説も あります。 将棋盤の下にある「四脚」の模様はこのくちなしの実をイメージしたものだそうです。 これは、対局中に他から「口を出すな」との戒めとされているそうです。
(右の写真) 生徒・教職員の有志で、季節の花々や風物を折紙や画用紙で作り、 正面玄関前ロビーに飾っています。 今年度は、生徒会文化委員会、文化委員もいっしょに作成しています。 今回は、夏らしく『あさがお』を作りました。 じょうろの水が涼しげにできあがりました。
7月20日 終業式があり1学期が終わりました。 夏季休業が始まりました。 生徒は、部活動や補充学習等活発に活動しています。 |
7月5日
「 紫陽花(あじさい) 」
ここ数日の雨に、紫陽花(あじさい)が映えています。 青色から紫系の青色へのグラデーションがとても美しいです***
(右の写真 ) 夏椿 (沙羅双樹の花) 体育館前の夏椿、今花が咲いています***
日本では、「夏椿」のことを沙羅双樹として扱うことが多いです! その沙羅双樹といえば、「平家物語」の冒頭に出てくることとして有名です。 沙羅双樹(サラソウジュ)は、インド北部が原産でインドの高地などに生える木で 寒さに弱く、日本で育つことはなかなかできません。 では、平家物語の一節に読まれている沙羅双樹は何の木のことなのでしょう。 日本では沙羅双樹の代用として、夏椿が植えられていました。 どうして夏椿が代用とされたのかという理由には、 1日しか花を咲かせない性質に人生の儚さが感じられるからか、 葉が沙羅双樹と似ているからなど、諸説いろいろあります・・・
「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必滅の理(ことわり)をあらはす おごれる人も久しからず ただ春の夢のごとし 」 |
6月27日
「 紫陽花(あじさい) 蛍袋(ほたるぶくろ) あざみ 枇杷(びわ) 山帰来(さんきらい) 」
「あざみ 」の名は、沖縄の八重山地方では、 とげを「あざ」と呼ぶことから「あざぎ」(とげの多い木)と呼ばれ、 しだいに「あざみ」になったと言われています。 また、「あざむ」の言葉に由来するという説もあります。 「あざむ」には、「驚きあきれる」とか「興ざめする」の意味があり、 花が美しいので手折ろうとすると、とげにさされて痛いので 「驚きあきれ、興ざめする」ということから、この名前がついたらしいです。
また、昔イギリスで、スコットランドとイングランドが戦争をしていた時、 この痛いとげでスコットランドを守ったことから 今もスコットランド地方の国花となっています。
あざみの細長いとげとげの葉や、山帰来(さんきらい)の丸い葉、 枇杷(びわ)の肉厚の細長い葉など、 花だけでなく葉もいろいろあり、興味深いです!。
東能勢フェスタ(舞台の部)も終わり、 6月28日から3日間、1学期の期末テストです。 生徒は気持ちをきりかえて、落ちついて取組んでいます!
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5月29日
「うつぎ(空木)(卯の花) しゃくやく(芍薬)」
うつぎ(空木)は、髄(茎や根の中心にある部分)が空洞になっているので、 「空ろ木(うつろぎ)」になったといわれています。 別名を旧暦の4月(卯月)に咲くことから「卯の花」(うのはな)、 また見た目が雪のようなので、「雪見草」ともいわれています。
『 夏は来ぬ 』 「卯の花の匂う垣根に、ホトトギス早も来鳴きて、 忍音(しのびね)もらす夏は来ぬ」
「忍音(しのびね)」とは、その年に初めて聞かれるホトトギスの鳴声を指し、 「古今和歌集」や「枕草子」などの古典文学作品にも登場する古語の一つです。 『夏は来ぬ』の歌詞のとおり、 東能勢の山々では卯の花が咲き、青葉は美しく、ホトトギスが鳴いています。 ホトトギスの鳴き声は、清々しい風とともに、職員室にも届いています♪。
1学期の中間テストが終わりました。 6月16日(金)「東能勢フェスタ」(舞台の部)にむけて 各クラスの取組が始まっています。
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5月15日
「藤 つつじ ジャーマンアイリス 」
山に咲いている藤を持って来てくださいました。 藤の花の薄紫色と、ジャーマンアイリスの青紫色、 そして、つつじの白色がとても涼しげです。
ジャーマンアイリスによく似た花は、あやめ(菖蒲)・かきつばた(杜若)。
”いずれあやめ(菖蒲)か かきつばた(杜若)” ということわざがありますが、 いずれも優れていて、選ぶのに迷ったり順位をつけ難いこと。
そのことわざどおり、あやめ(菖蒲)もかきつばた(杜若)も、 そしてジャーマンアイリスも、どの花も美しいです。
(右の写真)スズランです。
1年生は、5月19日(金) 2年生は、5月18日(木)が校外学習、 3年生は、5月17日(水)から3日間、修学旅行です!。
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4月13日
校庭の桜が満開になりました***。
正門を入ってすぐ、プール前の桜が満開です!
桜は春を象徴する花として日本人にはなじみが深く、 春本番を告げる役割を果たしています。
「東能勢も春本番!」
4月7日(金)には、35名の新1年生が入学しました。 2年生28人 3年生43人 全校生徒106人で、今年度のスタートです!
(右の写真) 正面玄関前ピロティーの掲示板です。 生徒・教職員の有志で、季節の花々や風物を色画用紙や折紙で作っています。 今回は春らしく華やかな色合いで、心も明るくなるようにと作りました。 「頑張っているみんなに花束を・・・」 そんな思いです。 |
3月6日
「 紅梅 白梅 菜の花 」
ピンク色の紅梅の花がとてもかわいらしいです***
梅は別名を「春告花・風待草」とも言われ、その名のとおり、 桜よりも早く開花するので、春を告げる代表のお花です。
「 梅が香に のっと日の出る 山路かな 松尾芭蕉 」 ( 早春の山道を歩いていると、梅の香りにさそわれるかのように、 太陽がのっという感じで顔を出した。 春の喜びを味わっている句です。) この俳句のようにじっくり春を味わえるのも、もうすぐです。
(右の写真) 菜の花 ホトケノザ(仏の座)
来週 3月14日(火)は卒業式。 卒業式に向けて、どの学年も着々と準備が進んでいます ★★★
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1月30日
「 紅梅 梅 木瓜(ぼけ)の花 椿 白菜 」
梅の開花時期は1月20日頃~4月初旬です。 1月中旬頃から咲き出すもの、3月中旬頃から咲き出すものなどさまざまです。 また、サクラと違って、咲き方も散り方もゆっくりしています。 梅は、中国原産で奈良時代の遣隋使又は遣唐使が持ち帰ったらしいといわれています。 「万葉集」の頃は白梅が、平安時代になると紅梅がもてはやされました。 万葉集では梅について百首以上が詠まれています。
「 わが園に 梅の花散る ひさかたの 天(あめ)より雪の 流れ来るかも 」 万葉集 大友旅人 (私の庭に梅の花が散っている。あたかも天から雪がながれくるかのようだ。) 梅の花が白いのを雪に見立てて詠んだ美しい歌です***
(右の写真) 生徒と教職員の有志で作成しました。正面玄関前のロビーに掲示しています。 「雪の華」をイメージしました。 |
2017年 1月10日
「 南天 お多福南天 木瓜(ぼけ)の花 椿 万両 菜の花 」
木瓜(ぼけ)の花の開花時期は、11月の下旬から4月の中旬頃です。 11月頃から咲き出す花は、春の開花するものと区別するために 「寒木瓜(かんぼけ)」と呼ばれることもあります。 実が瓜のような形であることから「木瓜」 「木瓜」を「もっけ」と呼んでいたのが、 次第に 「もけ」が「ぼけ」になったといわれています。 万両の花は7月~8月頃に咲き、12月頃から冬にかけて実が赤くなります。 お正月の縁起物に使われます。 南天の実も、福寿草の花とセットで「難を転じて福をなす」と いう、縁起物の飾り付けとして飾られることがお正月には多くあります。
1月10日、3学期の始業式。 生徒の元気な声が教室から聞こえてきます。 学年のしめくくりの学期がスタートしました! 縁起物の花々にあやかり、 本年もよき年でありますように*** |
12月 6日
「 烏瓜(からすうり)の実 アオキ つるりんどうの実 」
烏瓜(からすうり)は、つる性の植物です。 実をからすが好んで食べることから「烏瓜(からすうり)」 という名になったといわれています。 秋に、縦長の実ができます。 最初は緑色で縦じまがあり、 緑色から橙色(だいだいいろ)そして赤へと変わっていきます。(右の写真)
烏瓜(からすうり)は、 「狐の枕(きつねのまくら)」という別名もあります。
晩秋から初冬にかけ、野山に咲く花々は少なくなりますが、 様々な色・形の実が、深い緑の木々の中に映えています。
2学期もあと3週間! 寒さに負けずに頑張りましょう! |
11月21日
「 花オクラ 百日紅(さるすべり)の実 紫式部(ムラサキシキブ) ダリヤ 」
百日紅(さるすべり)は、 「約100日間、ピンクの花を咲かせる」のが名前の由来です。 約3ヶ月間、夏から秋まで咲き続けます。 その花が終わり、かわいらしい実をつけています。 今週のお花は、紫式部(ムラサキシキブ)や花オクラの実など、 秋らしい落ち着いた色合いです。
(右の写真) 山茶花(さざんか)です。
2学期、体育祭・東能勢フェスタ(展示の部)などたくさんの行事も終わりました。 生徒は、日々、数多くの経験や体験を積み重ねています。 来週、11月28日から3日間は期末テストです。 その後、12月7日(水)(予備日12月8日(木))は、マラソン大会があります!
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10月18日
(左の写真)
「 すすき 梅もどき 紫式部(ムラサキシキブ) ダリヤ 藤袴(フジバカマ) 」
秋らしく、梅もどきや紫式部(ムラサキシキブ)の小さなかわいらしい実がそろいました。 すすきや藤袴(フジバカマ)など秋の七草もあります。 空にはうろこ雲・・・すすきが秋風に揺れています。
「おりとりて はらりとおもき すすきかな 」 飯田蛇笏
すすきを詠んだ有名な句です。 すすきの穂は、見た目には軽そうだが、折り取って手に持つと思いがけない重さだ。 見た目には感じない、生命の重さに感動している心情を詠ったものです。
季節を五感で味わいたいです。
(右の写真) 9月26日分
「栗 すすき 藤袴(フジバカマ) 萩 コスモス シオン 」 |
9月12日
「 うどの花 すすき コスモス 百日草 シソの葉 」
野山には、もう秋の花が咲いています。 どんなに暑い日が続いていても、 季節は変わっていっています。
独活(うど)は、風がないのに動くように見えるので 「うごく」と呼ばれ、しだいに「うど」になったそうです。 漢字の「独活」の字もそこからきているようです。
本来は「生土」の意味で、土から芽が持ち上がるように出てくることを表した名前です。 若い芽は香りが良く食用にもされるが、 花が咲くくらいまで大きくなってしまったら食用にもならず、 ”大きいばかりで役に立たない”とのことで、 「うどの大木」のことわざがあります。 「うどの大木」とはいえ、白い球形の花はとてもかわいらしいです。
(右の写真) 花オクラです。
9月29日(木)(予備日 9月30日)の体育祭にむけて、 生徒は毎日、競技練習・応援練習や応援看板作りに取組んでいます。
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8月29日 (月)
「栗の木 ダリア 高砂(タカサゴ)ユリ シュウメイ菊 紫蘇(シソ)の葉 」
持ってきてくださった栗の木の栗は、 いくつかが、シカに食べられていました。
右の写真 苦瓜(にがうりの花)
7月の中旬に、職員室の南側(運動場側)に、 苦瓜(ニガウリ)を植えました。 8月の暑さの中、元気に育っています。 苦瓜(ニガウリ)は、沖縄本島では「ゴーヤー」、宮古島では「ゴーラー」、 八重山地方(石垣島や西表島)では、「ゴーヤ」、 九州では「レイシ」「ニガゴリ 、ニガゴイ」 などとよばれている代表的な夏野菜です。 ゴツゴツしたダイナミックな外観と力強い緑色は、 食べずともそのエネルギーが伝わってくるようです。
8月29日(月)始業式でした。 生徒は元気に登校してきました。 9月29日の体育祭にむけて、取り組みも始まります。 ニガウリ(ゴーヤ)のように、 エネルギーいっぱいで毎日を過ごしましょう!!
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7月13日(水)
「紫陽花(アジサイ) ダリア 桔梗(ききょう) 岡虎の尾(おかとらのお) 」
夏の花 ダリアです。 ダリアは、メキシコ原産で、メキシコの国花です。 18世紀にその種がメキシコからスペインに送られ、広がりました。 ナポレオンの妃ジョセフィーヌがこよなく愛したといわれています。 その後品種改良が進み、19世紀のヨーロッパで流行しました。 日本には、1842年オランダから渡来しました。
球形のものや、花びらの先がとがったもの、八重のもの・・・ 咲き方はとても多彩です。色も赤白黄色などさまざま。数万品種あ り、園芸植物のなかでも突出した品種数です。 今日のダリアも、赤・黄・薄いピンクと色々なダリアが活けられてい ます。 花びらも幾重にも重なり、華やかです。
学校は1学期の期末懇談中です。 夏休みまで、残り数日です。 |
6月 27日
「紫陽花(アジサイ) 立葵(タチアオイ) アザミ ダリヤ さくら草の葉」
今年も玄関ロビーが白・青・ピンクの紫陽花(アジサイ)でいっぱいになりました。 同じ青でも、水色・青・濃い青・紫がかった青と、 青色のグラデーションがとても美しく涼しげです。
アジサイの語源ははっきりしませんが、 最古の和歌集『万葉集』では、「味狭藍」「安冶佐為」、 平安時代の辞典『和名類聚抄』では「阿豆佐為」の字をあてて書かれています。 もっとも有力とされているのは、 「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」がなまったものとする説です。 花の色がよく変わることから、「七変化」「八仙花」とも呼ばれています。 紫陽花(アジサイ)は、夏の季語で万葉集では二首、 また平安後期になるとしばしば詠まれるようになりました。 絵画では、葛飾北斎が「あじさいに燕(つばめ)」を描いています。
梅雨のこの時期に、紫陽花の花が映えています。
「東能勢フェスタ(舞台の部)」の取組が終わり、 6月29日から3日間は、期末テストです。 |
6月 13日
(左の写真) 「立葵(タチアオイ) ささゆり さくら草の葉」
見事な立葵(タチアオイ)です。 たくさんの美しい花を咲かせ、人の背丈以上にぐんぐん伸びている立葵です。 「葵」とは、ふつうこの「立葵」のことを指すそうです。 「あおい」は、葉がどんどん太陽の方に向かうところから、 「あうひ」(仰日)の意味です。 太陽に向かってということで、なんだか勢いを感じます***。
日本の固有種で本州の中部地方から九州にかけて分布し、 丘陵地や山地の林の中などに生育しています。 この東能勢でも、山の裾野に咲いています。 花は大輪で横向きに花をつけ、独特の香りがあります。
それぞれの花々も美しいけれど、 花だけではなく、黄緑・緑の色々な形の葉が瑞々しくてとても美しく心が癒されます。
(右の写真) 5月30日 「卯の花、 赤つめ草 山あじさい」
今週の6月17日(金)は、東能勢フェスタ(舞台発表の部)が開催されます。 立葵のように、生徒は前向きに頑張って取組んでいます!
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5月25日
「芍薬(シャクヤク) 山帰来(サンキライ)の葉 ススキの葉 」
華やかな芍薬(シャクヤク)が飾られました。 白色のシャクヤクと、少し紫がかった深いピンクがとても美しいです。
シャクヤクは死者の国の王の病も治すほどの万能薬ということで、 漢方薬の中でも極めて重要な植物の一つです。 牡丹(ボタン)の花とよく似ていますが、 牡丹は”樹木” シャクヤクは”草”に分けられます。
山帰来(サンキライ)の葉は、丸い形がかわいらしく美しい黄緑色です。
「学校を飾ろうプロジェクト」 生徒・教職員の有志で、季節の花々・風物詩を折紙・色画用紙等で作り、 正面玄関前ロビーに飾っています。 今回は5月の始めに、清々しい緑をイメージしてタンポポを作りました。 さわやかな風に、タンポポの綿毛が舞っています***
5月23日(月)24日(火)、1学期の中間テストも終わりました。 次は、6月17日(金)の「東能勢フェスタ(舞台発表の部)」にむけて 生徒会の委員会活動も動き出しています。
生徒は元気いっぱいです! |
4月18日
「花桃 ぐみの花 黒文字 シャカの花 野イチゴの花 あけびの花 」
花桃とは?
桃というと、すぐ果物の桃を思い浮かべますが、桃の木は大きく、 食用の実桃と、花を楽しむための花桃・・・の2種類があります。 実桃の花はその名のとおり、桃色(ピンク)で桜や梅に似ていますが、 花桃の花はそれよりも大きくて八重桜に似たものが多いです。 花桃のピンク色がとても華やかで、心が明るくなります***
(右の写真) れんげ れんげの別名は、「げんげ(紫雲英)」 花が一面に咲いているのを遠くから見ると、 低くたなびく紫の雲のように見えることからこの名前がつきました。 ”げんげ”は”れんげそう”のなまり音とのこと。 ”しうんえい”とそのまま読むこともあります。
4月7日、新1年生28人が入学し、東能勢中学校全校生徒は100人です。 新学期が始まり、はや10日!。 1年生も中学校生活に慣れ、生徒は元気に毎日を過ごしています。 年度のスタートにふさわしく、東能勢の春の花々が飾られました***
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3月17日
3月14日 月曜日
第69回卒業式を行いました。 3年生29人、 それぞれが希望を胸に、 この東能勢中学校を巣立っていきました。 ほんとうに、卒業おめでとうございます。
卒業式に体育館に飾った花々を、地域の方が活けなおしてくださり、 今は玄関前ロビーに飾っています。
(右の写真) 「学校を飾ろうプロジェクト」 生徒と教職員の有志で、季節の花々・風物を折紙・色画用紙で作り、 玄関前ロビーに飾っています。
今回は「卒業おめでとうございます」という思いで作りました。 まだまだ、寒い毎日ですが、卒業生への思いをこめて・・・ 一足早く、桜満開です***
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2月17日
「 紅梅 白梅 白菜 椿 」
今年は、梅の花が例年より早く咲いたということで、 紅梅を持ってきて活けてくださいました。 紅梅のかわいい桃色の花が、白菜の黄緑色によく映えています。
「梅」の別名は、 「好文木」(こうぶんぼく) 「木の花」(このはな) 「春告草」(はるつげぐさ) 「風待草」(かぜまちぐさ) というそうです。
木の花がほとんど咲いていない冬に、梅が咲き出し心が和みます。
春が待ちどしいです***
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1月25日
「 椿の花 紅梅 白梅 木瓜(ぼけ)の花」
ここ数日、この冬一番の寒波が入り込んだ影響で 厳しい冷え込みとなっていますが、椿の花や紅梅は、きれいに咲いています。
「 赤い椿 白い椿と 落ちにけり 」 河東碧梧桐 赤い椿の木の下には赤い椿が、 白い椿の下には白い椿が落ちています。 春も深まった、真昼の庭前の静けさが感じられます。 この俳句の季語は椿で、春の季語です。
(河東碧梧桐 俳人 正岡子規に師事し、 高浜虚子と並んで子規門の双璧と称されます。)
まだまだ寒い冬本番ですが、咲いている花々は春の花々です。 |
2016年 1月 8日
「南天 お多福(おたふく)南天 白南天 蝋梅(ろうばい) 松 梅 」
蝋梅(ろうばい)は、お正月頃から咲き出す、 花の少ない季節に咲くありがたい花です。とてもよい香りがします。 「”蝋細工” (ろうざいく)のような梅に似た花」から 「蝋梅(ろうばい)」の名前になったといわれています。
南天の実は、福寿草の花とセットで 「難を転じて福となす」という縁起物として、お正月によく飾られます。 また、無病息災を願う、『南天の箸(はし)』というものもあります。 防火・厄除けとして庭先や鬼門にも植えられます。 京都の金閣寺の床柱は、南天の材を使っているそうです。
2016年がスタート! 1月8日始業式、3学期が始まりました。 生徒は、元気に登校しました。
今年1年がよき年でありますように***
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12月14日
「柊(ひいらぎ) 梅もどき アオキ 」
柊の葉は固くギザギザしていて、さわると痛いです。 さわると「ひいらぐ(疼く。ひりひり痛む)」ことから、 「ひいらぎぎ(疼木)」となり、次第に「ひいらぎ」になりました。 老木になるとこの刺(とげ)がなくなり葉も丸くなります。 角がとれる、ということでしょうか。 (それを人生になぞらえる向きもあります) 古くからその鋭い刺によって邪気を払う木とされ、庭に植える習慣がありました。 また、鬼が目を突かれて退散したという伝説から、 2月の節分には、柊の枝葉を戸口に立てて、 その葉のとんがりで鬼を追い払うという厄除けの習慣が現在も残っています。
2学期も後2週間!。 12月9日(水)には、マラソン大会が行われました。 一人ひとり、精一杯の頑張りで走りきることができました***。
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12月2日
「木瓜(ぼけ)の花 山茶花(さざんか)」
さざんかは漢字で”山茶花”と書きますが、 これは、”さんさか” ”ささんか” ”さざんか” と言い間違って定着したようです。 日本や中国を原産とする山茶花(さざんか)ですが、 江戸時代に、長崎の出島のオランダ商館にきていた医師が ヨーロッパに持ち帰り、西欧で広まったそうです。 学名も英名もサザンカ「sasanqua」。 言い間違いも海外に広まった・・・ということになります。
花の少ない晩秋から冬にかけて、何ヶ月も花をつけ続けてくれる山茶花(さざんか)。 そんな山茶花(さざんか)の花を楽しみたいものです。
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11月 9日
「紫式部(むらさきしきぶ) 南天 しぶ柿 山あじさいの葉 」
紫式部(むらさきしきぶ)は、 紫色の小さな実が、葉の付け根あたりにたくさんなっています。 赤い実をつける日本の樹木は多いですが、紫色の果実をつけるものはめずらしいです。 名前の由来は、 紫色の実が敷き詰められたように付く「むらさきしきみ(紫敷き実)」や 「むらさきしげみ(紫茂実)」が訛ったとされる説や、 江戸時代の植木屋が、平安時代の女流作家「紫式部」になぞらえてつけた といわれます説があります。
山あじさいの葉が緑から黄色に色づき、紫や赤い実が活けられていますが、 その色あいは、秋の東能勢の山々の色あいそのものです***
(右の写真) 「学校を飾ろうプロジェクト」 生徒・教職員の有志で、季節の花・風物を折紙・色画用紙等で作り、 正面玄関前ロビーに飾っています。 今回は、”秋の彩り”。 様々な色、形の落ち葉をたくさん作りました。 絵の具で1枚1枚、色も付けています。 本物の落ち葉を集めたかのように、出来上がりました★★★。
正面玄関前ロビーは今、”秋色”です! |
10月 6日
「すすき 藤袴(ふじばかま) キリン草
シオン 山帰来(さんきらい) ダリヤ 」
すすき、藤袴(ふじばかま)、ともに秋の七草の花です。 「春の七草」は、「七草がゆ」にして食べるなど”食”を楽しむものですが、 「秋の七草」は花を”見る”ことを楽しむもののようです。
「秋の七草」は、山上憶良が万葉集の歌で選定し、今に至っています。 「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびより) かき数ふれば 七種(ななくさ)の花 萩の花 尾花葛花 撫子(なでしこ)の花 女郎花(おみなえし) また藤袴(ふじばかま) 朝貌(あさがお)の花 」 尾花は、すすき 葛花(くずはな)は葛の花のことです。 また、朝貌(あさがお)は、桔梗(ききょう)のことだと言われています。
(右の写真)
生徒会の呼びかけで、みんなでグランドに植えた、「コスモスの小路」です。 秋晴れの空の下、さわやかな風にコスモスの花が揺れています*** |
9月14日
「コスモス ススキ しその葉 ダリヤ 」
ススキは秋の七草の1つで、 秋のお月見のお供えとして、欠かせないものです。 「中秋の名月」(十五夜)には、収穫物と一緒に供えられますが、 収穫物を悪霊から守り、翌年の豊作を祈願する意味があります。 今年の中秋の名月は、9月27日(日曜日)です。
「 山は暮れて 野は黄昏(たそがれ)の すすきかな 」 秋の風景を詠んだ、与謝野蕪村の歌があります。 (与謝野蕪村は、松尾芭蕉と双璧を成すと言われているほど、 評価の高い江戸時代の俳人です。)
ススキにコスモス、あけび・・・ 季節はもう秋、秋を味わいましょう♪
生徒は、10月3日(土)の体育祭にむけて、 競技や応援の練習、看板作りに取り組んでいます!!!
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9月1日
「高砂(たかさご)ゆり 秋明菊(しゅうめいぎく) ニラの花 しその葉 コスモス 」
高砂ゆり(たかさごゆり)は、よく似たてっぽうゆりより 花も葉もすっきりして、清楚なイメージです。 濃いピンク色の小さい花が秋明菊(しゅうめいぎく)です。 秋に、菊に似た花を咲かせることからこの名前になりました。 別名を京都の貴船地方に多いことから、「貴船菊(きぶねぎく)」 といいます。 ニラは、くきのてっぺんに、白い小さい花がたくさん咲いています。 また、しその葉がたくさん活けてあり、秋らしい雰囲気です。 野菜の花々は、素朴でとてもかわいらしいです。
(右の写真) ほおずきと稲穂です。
まだまだ蒸し暑い日もあるかと思いますが、 秋の花々が咲き始め、夏の終わりを感じます。
生徒も気持ちを入れ替え、2学期のスタートです!
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7月14日
「ダリヤ 桔梗(ききょう) 紫陽花(あじさい)」
桔梗(ききょう)は、紫または白の美しい花です。 開花直前には丸くふくらんだ状態になります。 これは、開花前には花びらが互いのふちで くっついたまま膨れていくために つぼみのときには、風船のようにふっくらして見えます。
また、ききょうは昔から武士に好まれたようで、 家紋に取り入れられたり、 江戸城には「ききょうの間」や「桔梗門」の名前があります!
あざやかなオレンジ色のダリヤは、夏の花です***
ここ数日、暑い日が続いていますが、 生徒は学期末を元気に過ごしています!
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6月29日
「紫陽花(あじさい) 蛍袋(ほたるぶくろ) 真竹(まだけ)」
蛍袋(ほたるぶくろ)は、学名をCampanula(カンパニュラ)といいます。 ラテン語で「小さな鐘」の意味です。 英語では、「Bellflower(鐘の花)」といいます。 蛍袋(ほたるぶくろ)の花は、まさに「袋」の形をしていて、 その名前は、 「花の中に蛍を閉じ込めると、その明かりが外へ透けて見える」 ところからきているらしいです。
カンパニュラ・ベルフラワー・ほたるぶくろ どの名前も、花同様にかわいらしいです***
(右の写真) 「学校をきれいに飾ろうプロジェクト」 季節ごとに、生徒の有志で季節の花や風物を、 折紙・色画用紙等で作り、玄関前ロビーに飾っています。 6月は「♪梅雨も楽しく♪」ということで、作りました!
今、玄関前ロビーは、「あじさい」がいっぱいです***
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6月22日
「紫陽花(あじさい) 蛍袋(ほたるぶくろ)」
紫陽花(あじさい)の花の色は、 紫・ピンク・青・白などいろいろあります。 花の色は、土が酸性かアルカリ性かにより、 変わるといわれています。 酸性土壌だと、青っぽくなり、 アルカリ性土壌だと赤っぽくなるとのこと、 また、土によるのではなく遺伝的に決まっている、 という説もありますが、 どの色の紫陽花も、この梅雨の時期に美しく映えて、 心和みます***
右の写真の花は 南天の花と紫陽花です。 南天の花は、小さくてとてもかわいらしいです***
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6月13日
「立葵(タチアオイ) ササユリ 紫陽花(アジサイ) 」
ピンク・濃ピンク・白色の大きな華やかな花が、 立葵(タチアオイ)です。 立葵(タチアオイ)は、中国の唐の代以前は 「蜀葵(しょくき)」の名前で名花とされていました。 日本では、平安時代は「唐葵」と呼ばれていましたが、 江戸時代に今の「立葵」になりました。 「あおい」は、葉がどんどん太陽の方に向かうところから、 「あうひ」(仰日)の意味があります。
人の背丈以上になり、ぐんぐん伸びる”夏の花”です!
6月13日(土)は公開授業及び授業参観と学年懇談会 6月19日(金)は、東能勢フェスタ(舞台発表の部)があります。 タチアオイのように、生徒たちはいろいろな経験を通して、 ぐんぐん伸びていってほしいです*** |
6月1日
「 卯の花(うのはな) ドクダミの花 」
卯の花は、ウツギの白い花です。 ♪「夏は来ぬ」という歌にでてきます♪
「夏は来ぬ」 作詞 佐々木信綱 作曲 小山作之助
「 卯の花の におう垣根に
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
しのび音もらす 夏は来ぬ 」
意味はウツギの白い花が美しく咲いている垣根に、 ホトトギスがやって来て鳴き始めた。 ああ、夏が来たのだなあ。
卯の花とホトトギスが出てくる=夏の到来を意味する のが、万葉集のお決まりで、それを取り入れているそうです。
箕面の止々呂美から東能勢の余野にかけて、 道沿いにたくさんの卯の花が咲き、 ホトトギスの鳴声も聞こえてきます♪ 「夏は来ぬ」の歌詞どおり、 この季節を楽しむことができます*** |
5月25日
「シャクヤク(芍薬) ナナカマド ドクダミの花 」 シャクヤク(芍薬) は、ボタン(牡丹)によく似た花です。
ボタンが”花の王様”と呼ばれるのに対し、 シャクヤクは”花の宰相(さいしょう:大臣)と呼ばれています。 花色は黄色、オレンジ、ピンク、赤、紫、白色など多彩です。 花の咲き方も、一重咲き、八重咲き、翁咲き、バラ咲き、手まり咲きなど 豊富にあります。 ほんとうに大きくて華やかな花です。
(右の写真) 保健室に飾ってあります。 真ん中の花が、じゃがいもの花です。 「 馬鈴薯(ばれいしょ)の うす紫の花に降る 雨を思へり 都の雨に 」
石川啄木
都の雨(を見ていて)それによって、 (依然住んでいた田舎の畑で育っていた) ばれいしょ(じゃがいものこと)の うす紫の花に降る雨を思へり」 今年もじゃがいもの花が咲きました*** |
5月18日
今週のお花 「 シャクヤク(芍薬) あざみ シラン イチハツ 」
イチハツ(一初)「一ハ」「逸初」とも書きます。 (日本風の)アヤメ類の中で一番早く咲き出すので この名前になったといわれています。
一初(イチハツ) アヤメ 杜若(カキツバタ) 花菖蒲(ハナショウブ) この季節、アヤメ科の花がとても美しく咲いていきます*** それぞれの花の違いを見分けるのは、なかなか難しいです!
先週、3年生は修学旅行、1.2年生は校外学習に行ってきました。 それぞれ、行事を通して学んだことを、次の学習に生かしていきましょう! |
4月28日分
「からし菜 あけび(木通)の花 しゃがの花 」
あけびの名は、実が熟して割れたさまが 人の「あくび」に似ていることから 「あけび」に変化していった。 また、実は熟してくるとぱっくり口を あけたように裂けることから 「開け実(あけみ)」が「あけび」になった、 という説もあります。 春のあけびの花は、淡いピンク色で 丸くかわいらしい花です***
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2 月 24 日分
「 紅梅 花桃 菜の花 白椿 白菜 」 紅梅や花桃、菜の花など春らしい花々がそろいました。 「万葉集」の頃は白梅が、平安時代になると「紅梅」が もてはやされたそうです。
万葉集では梅について百首以上が詠まれています。 他にも、梅について詠んだ俳句や短歌はたくさんあります。
「 梅(うめ)一輪(いちりん) 一輪ほどの あたたかさ 」 服部嵐雪 早春、庭の梅がぼつぼつ咲き始めて、 その梅が一輪ずつ咲くごとに、 気候も日に日に暖かくなっていく
まだまだ寒い日もありますが、春はもうすぐです*** |
さて、毎年12月12日の漢字の日に一年を振り返ってその年を表す漢字を公募の中から選ばれますが、今年の漢字は「金」でした。
コロナ禍で開催された東京オリンピック・パラリンピックで日本人選手が多数の「金」メダルを獲得したほか、リアル二刀流の大谷翔平選手が大リーグMVPを満票で受賞したり、藤井聡太棋士の最年少四冠達成など、多くの「金」字塔が打ち立てられたという理由から選ばれました。
そのほかにも、休業支援「金」・給付「金」、新紙幣の印刷開始など、お「金」にまつわる話も数多く話題に上がりましたね。
東能勢中学校のみなさんにとってはどんな年でしたか?漢字1字で表してみてください、と募ったところ、期間は短かったにもかかわらず多くの生徒の皆さんや先生方が、参加してくれました。ありがとうございます。
生徒の皆さんからは、試合に必勝の「必」や先輩からのプレッシャーで「圧」、迷いから決意を固めたからでしょうか「固」という漢字がありました。学校が楽しかったから、いろんな人と話せたから、と「楽」と書いている人も何人かいて、嬉しく思います。
スタッフからは、新社会人になり、新しい環境で新しい人たちと出会い、新しいことばかりの一年だから「新」と書いた、新任教員の字もあれば、置き忘れをして物を探し、第二の人生についてやるべきことを探し、自分を探すと「探」と書いたベテラン教員の字もありました。
同じ漢字ですが、ある生徒は「この一年あらゆる経験をして、そのおかげで大人の階段を何段か上がった気がした。大人に成る。成長した。という意味です。」という理由で、ある教員は「なせば成る。コロナ禍でも修学旅行も体育祭もなんとか成った。3年生全員の進路、なせば成ってほしい!」と進路指導担当ならではの熱い思いを込めて、「成」という字をあげていました。
私は、コロナ禍の生活の中でがんばる皆さんの姿を見て「耐」という漢字が浮かびました。いろいろ制約や不安がある中でも、耐えながら生徒も職員もがんばりました。
同じ漢字をあげていた人が書いてくれていました。
「日常のささやかな幸せや喜び楽しみを感じながらがんばった一年です。~冬来たりなば 春遠からじ~」
新しい年がもうすぐそこに来ています。
来る2022年がみなさんにとって有意義な年になりますように、願っています。
